車の運転中に地震に気付いても、いきなり急ブレーキをかけるのはNGです。

車の運転中に地震が起きてしまったら

車の運転中に地震が起こったときは、周囲の車との接触事故にあうリスクが高いので注意しましょう。

 

車には衝撃吸収のサスペンションが付いています。

 

走行中であればなおさら地震が発生して地面が揺れていることに気付かないことが多いです。

 

スマホの緊急地震速報をカーナビやメーターでアラート表示している方や、ラジオを聞いている方は、外部からの情報で地震に気付いたり警戒します。

 

しかし、携帯をポケットやカバンに入れて音楽を大音量で流していたり、オーディオをオフにして緊急地震速報を入手できない環境の人は、一切地震に気付かずに走り続けてしまいます。

 

運転で慌てる老夫婦

そこで、車の運転中に絶対にやってはいけないことが、地震に気付いたり緊急地震速報を聞いたからといって、いきなり急ブレーキをかけることです。

 

周りの車が地震に気付いていない場合や、気づいてパニック状態に陥っているケースもあります。

 

まずは交通事故を起こさないことを最優先します。

 

車の運転中に地震に気付いた場合は、ハザードランプを付けて周囲の安全を確認して、ゆっくりと減速しながら安全な場所に停止しましょう。

 

大規模な地震が来た場合は、津波や余震の可能性をラジオやネットで調べて、慎重かつ安全を優先した行動を取るのが正しい対処法です。

 

 

阪神大震災以降、日本の道路や橋の信頼性は向上した

阪神大震災の時には、高速道路の道が崩れた写真が大きく報道され、今でも強く印象に残っている人が多いのではないでしょうか?

 

20年以上が経過して、全国の高速道路の基礎や橋などは大地震が来ても簡単に崩壊しないように耐震補強が進められています。

 

高速道路に限って言えば、ほぼ全国で高い耐震性を確保できていると言えるでしょう。

 

高速道路や橋の上を走っているときに地震が来ても、道路崩落が起こるリスクは極めて低いです。
決して慌てずに、冷静になって周囲の安全を確認しつつ、安全な場所に車を停めるようにしましょう。

 

車を運転しているとサスペンションで地震を感じにくいです。

 

ラジオやテレビで緊急地震速報を聞いて、急いで危険な橋や陸橋の上を回避しようとして、速度を上げてはいけません。

 

運転中は気付いていないだけで、車の外はものすごく揺れて危険な状態になっているかもしれないと警戒しましょう。

 

地震で道路が揺れていると、車が横転したりスリップするリスクが高く、ブレーキの効きも悪くなります。
周囲に車がいなくても急ブレーキは厳禁で、アクセルを離して緩やかにブレーキを踏むことを徹底しましょう。

 

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