通電火災を防止するには、ブレーカーの大元から電源を切ってしまうことです。

津波や火災などの二次災害に警戒する

大地震が発生したときは、早期避難で人命を最優先することが求められますが、その後の2次災害にも気を付けないといけません。

 

地震の2次災害では、阪神淡路大震災で多発した火災や、東日本大震災で甚大な被害をもたらした津波などが有名です。

 

そのほかにも、崖崩れ、雪崩、余震による建物崩壊などがあります。

 

 

2次災害は時間差によって起こる

 

名前の通り、地震が起きて一定の時間が経過してから被害が及ぶことを2次災害と呼びます。
津波のように、地震発生から数十分で2次災害が起こることもあれば、24時間以上経過してから発生するケースもあります。

 

地震が起こると、見た目は大きな変化がなくても、建物に大きなダメージを受けていたり、地盤が変化して様々な災害が起こりやすい状況に変化している可能性があります。

 

震度7の地震で耐えた建物が震度5の余震で倒壊したり、時間が経過してから自然現象で崖崩れが発生するケースがあります。

海沿い、山の近くなど2次災害が起こりやすい場所では、沈静化するまでは無茶な行動をしないことが大切です。

 

 

地震が起こった後は自宅に戻るべきか?

大地震が起こった後は、2次災害で自宅から出火する可能性があります。
特にストーブや暖房機器の使用頻度が多い冬場は注意が必要です。

 

大地震発生直後は余震が発生しやすく、家も柱にヒビが入るなど強度を失っている可能性があります。
不安要素を感じたら、無理に家には戻らない方がいいケースもあります。

 

地震が起こってから2次災害を防止するために行動することよりも、自動電源停止機能が付いている暖房器具やガス関連の家電を揃えるなど防災の意識を持って事前に対策を取っておくことが大切です。

 

 

ブレーカーを切って通電火災を防止する

ブレーカーを切る主婦

 

大地震が起こると、ストーブや家電などが倒れてしまいますが、停電になるためその場では火災が発生しないことも多いです。

 

その後、電力が普及すると倒れたストーブや高電力を使う電気設備の電力が普及して火災に発展する通電火災のリスクがあります。

 

通電火災を防止するには、ブレーカーの大元から電源を切ってしまうことです。

 

大地震によって避難所生活をする場合でも、できれば一度帰宅してブレーカーだけでも切っておくと2次災害のリスクを緩和できます。

 

余震による倒壊リスクもあるので、家にはヘルメットや防災頭巾を被って出入りして、余計な家の復旧作業はせずに、早期撤退を心がけましょう。

 

ページの先頭へ戻る