非常持ち出し品のチェック
非常持ち出し品とは
2011年に東北地方太平洋沖地震が発生して以降、日本国内に住む人々の地震に対する意識や危機感が徐々に高まりを見せています。
大規模な地震を経験した事で人々は家の中で緊急時に使用できる防災グッズや食料品といった非常持ち出し品を備蓄するようになり、現在でも非常持ち出し品に関連するグッズはその売り上げを伸ばし続けています。
非常持ち出し品とはその名のとおり「災害や火事のような災害が起きた時にすぐ持ち出せる品」の事を指します。
一口に非常持ち出し品と言ってもその種類や内容は実にさまざまで、保存が効く「食料品」から暗闇の活動を支える「懐中電灯」、災害によって負う可能性のある怪我や傷を治療するための「医療品」まで多くの物資が挙げられます。
通常、非常持ち出し品は各家庭の人数によって用意する内容や数を決めることになりますが、もっとも重要視すべきは「持って行動し易い」という点です。
非常持ち出し品の中身を充実させるのは良いですが、あまり欲張り過ぎると持って行動し難くなったり避難の遅れを招いてしまう恐れがあります。
そのため、非常持ち出し品の中身は必要最低限の物資だけに抑えるように意識することが大切です。
非常持ち出し品の内容をピックアップ
非常持ち出し品を用意する場合、まずは非常持ち出し袋を準備する必要があります。
非常持ち出し袋は非常時に持ち歩いても行動が制限されないように、両手が自由になって長時間使用しても疲れにくいリュックサックがベストです。
非常持ち出し袋に入れる品としては保存の効く乾板やキャンディ、チョコレートなどの「食料品」や火を起こすための「ライター、チャッカマン」、万が一怪我や傷を負った時に備えて包帯や消毒薬などの「医療品」を用意しておくと安心です。
また、非常時の情報収集のために「携帯ラジオ、携帯テレビ」を入れておくと便利です。
さらに非常持ち出し袋には暗闇でも行動が出来るように「懐中電灯」や「電池」を入れておき、何が起きても対応できるように「十徳ナイフ」や「現金」、「タオル」、「マスク」、「筆記用具」などを入れておくのがベターです。
そして緊急時に持ち出せそうにない「家族写真」などを入れておくと避難後に心の拠り所として活用する事も出来ます。
非常持ち出し品リスト
- 食料品
- ライター、チャッカマン
- 衣料品
- 携帯ラジオ、携帯テレビ
- 懐中電灯
- 電池
- 十徳ナイフ
- 現金
- タオル
- マスク
- 筆記用具
- 家族写真